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Gallery2021.5 展示室2

2021.5展示室2

見てみよう! ほんとの大きさ

会期・2021 /5/ 29- 7 / 11

場所・ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館 エントランスホール 展示室2

《 開催にあたり》

 

 地球上にはたくさんの動物がいます。 動物たちは、生まれてきた環境に左右されながら独自の進化を続けて きました。 その多様で個性的な姿は魅力で溢れています。 動物園や図鑑では「動き」や「形」に目が行きがち ですが、彼らの「色」をよく 観察してみてください。実はとても面白い発見があります。 例えばホッキョクグマ 。 一見、白い毛だけで覆われているように見えます 。しか し太陽の下では黄色に輝く ように見え、影がさすと水色や灰色に見えることもあ ります。実は彼らは多くの「色」を持っているのです。

 

早野恵美氏は、動物たちが持つ「色」を日本画の技法を使い、とても鮮やかに表現しています。日本画は、 その名の通り日本の伝統的な画材を用いて描かれる絵画です。岩絵の具や和紙などを使い、淡く優しい 雰囲気の作品が多く描かれますが、早野氏の作品は私たちが思い浮かべる日本画とは少し異なります。 早野氏の作品は、和紙を張り込み、色や模様ごとに細かくパーツ分けされた板を何層も重ね合わせ、 その上から岩絵の具で彩ります。モザイク画のように複雑に組み合わされたその色彩は、今までの日本画表現 にはない、新しい作品表現と言えるでしょう 。 また、早野氏によって生み出される緻密で複雑な色と形の 組み合わせは、動物たちの生命力をより美しく引き立て、更に躍動感やリアリティを感じさせてくれます。 

 

今回、展示室1は会場を図鑑に見立て、五十音順に動物たちを展示します。また、 作品と一緒に豆知識も ご紹介します。ぜひ図鑑をめくるような気持ちで作品をご 覧ください。展示室2では迫力たっぷり、実物大の 動物たちが皆さまをお出迎えします。 

 

 動物園を歩くような、わくわくした気持ちで体感してみてください。本企画展が皆さまにとって新たな表現との 出会いになることを願っています。(KODOMO ART MUSEUMより)

Workshop

世界にひとつだけの「ゆらゆらモビール」
ー日本画の絵の具も使って作ってみよう!ー

用意された2つのパーツの真ん中に、大小さまざまな木っ端を自由に重ね合わせて、ひとつの「カタチ」をつくります。 重ねていくうちに…あれ?なんだか何かに見えてくる。不思議!自分の好きな生き物?大切にしているもの?

 

イメージをふくらませながら、日本画の絵の具「水干絵の具(すいひえのぐ)」で彩色しよう。 

 

 最後はすべてのパーツをつなぎ合わせて、世界にたったひとつのオリジナルモビールが完成! 

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